【安価コンマ進行】機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ『海宙』
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181:名無しNIPPER[saga]
2020/03/27(金) 02:44:13.01 ID:C14iNL5FO
直掩機と刃を交え、コンテナ船の陰に隠れて攻撃をやり過ごす。

射撃が止むと同時に、コンテナ船のブリッジに移動してブレードを大仰に構える。

そして、カバーに向かったユーゴーのクローをナックルガードで往なし、蹴り飛ばしてはまた離れて、他のモビルスーツと白兵戦を始める。

近づいては離れて、離れては近づいて。目まぐるしく変化する戦況で、何も武器を持たない母艦は、可能な限り被弾を避けようと進路を変えた。

「よし」

それが、ジュードの狙い。最短距離の離脱ルート上で戦闘を行うことで、その進路を変更させる。

それを繰り返しコロニーから離れられない状況を長引かせ、離脱がままならない間に、テリーらがモビルスーツ隊を無力化するのを待つ。

もしそれが叶わない場合は、コンテナ船にある程度ダメージを与え陽動の役目を果たし、モビルワーカーで白兵戦用の人員を送り込む。

味方、そして自分の腕に自信を、信頼を寄せているからこそ、このような戦術を取れるのだ。

その信頼に応えようと、少し離れた宙域では二人の巨人が奮闘していた。

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