中野五月「あの……膝の上に、乗ってもいい?」上杉風太郎「は?」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/03/16(月) 01:36:19.99 ID:8NkjlyIZO
「でも、俺は後悔してない」

暫しの沈黙の後、顔をあげた彼はきっぱりと。

「俺はあいつらのやりたいようにやらせる」
「あいつらって、他の姉妹も……?」
「ああ。みんな、すげー可愛かった」

何を言ってるんだこの人は。それではまるで。

「私だけ……可愛くないみたいに言わないで」
「えっ?」
「どうせ、私は可愛くありませんよっ!!」
「い、五月……?」

気づくと、私は怒鳴っていた。
姉妹にそんな趣味があることを知らなかった。
私だけみんなとは違うのが悲しかった。
彼が私以外の姉妹だけを可愛がるのが、嫌だ。

「上杉君は私のことが嫌いだからっ!!」

悔し涙が溢れる。それと共に想いを吐き出す。

「だから、私だけを、除け者にしてっ!!」
「ち、違うんだ。そうじゃないんだ、五月」
「だったら、私のおしっこも浴びてよ!?」

もう自分が何を言っているのかわからない。
ただ、私は彼に認識して欲しかったのだ。
ひとりの女の子として、見て欲しかった。


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