【安価】無限に続く異次元構造物を探索する
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24: ◆L19fRVkAnc[saga]
2020/03/29(日) 23:53:05.38 ID:r89SSFA80
前に向かって全力で走る。後ろの方からガン!ガン!ガンガンガンガン!!!と金属を叩く音が鳴り響いてくる

振り返るな、振り返るな!


何も考えず、ただただ足を前へ!体を前へ!


男「だっ!」ガッ


足に"何か"が引っかかり、前のめりになる。それでも腕を使い、手で床を後ろに押して自分の体を前に投げ飛ばす



そこはもう床に金網も空間も無かった。床は真っ白く、自分の姿を反射して映し出している


男「はぁ…はぁ…」


後ろを向くと狭い通路に黒い腕がうにょうにょと蠢き、逃した犠牲者を惜しむように空を掻いている

しかしこれ以上出てこられないようで少ししてから金網の下の空間に引き下がっていった


男「ここは危なすぎる…」


後の人のため、もしくは知らずに戻ってきた時のため、メモを貼り付けておく


「危険、渡るべからず。」


男「よし、と」


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