34:名無しNIPPER[saga]
2020/03/29(日) 16:57:11.23 ID:O0jAO63X0
 まつり「ふむ。エミリーよ。余が見込んだとおりじゃった。大和撫子とはかくあるべきという姿、見せてもらったのじゃ」 
  
 まつり「これからの時代、女性たちがそなたのように強く凜々しく美しく輝けるよう、余も大名として精進せねばならぬのじゃ」 
  
 まつり「エミリーよ、そなたはまことに天晴なのじゃ!」 
  
 エミリー「そ、それでは――」 
  
 まつり「しかし、余は大名といえどただの武士。強い魔を祓う力は持ち合わせておらんのじゃ。だが伝手ならある。そなたに知り合いの祈祷師を紹介するのじゃ」 
  
 エミリー「ありがとうございます!」 
  
 まつり「……ところでエミリーよ。天晴とは、そなたの故郷の言葉でなんというのじゃ?」 
  
 エミリー「えっと……申し訳ございません。アッパレとは、どういった意味の言葉なのでしょうか」 
  
 まつり「そうじゃなぁ。先ほどのように相手を賞賛する際に使う言葉なのじゃが――そうじゃ。字にすると『天が晴れる』と書くのじゃ」 
  
 エミリー「天が晴れる……なるほど! それでしたら、こんな言葉がございます――」 
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