【安価-京太郎育成スレ】京太郎がハンドボールに本気になったら【咲 -saki-】
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◆4w.BQeZ6eDsZ
[sage saga]
2020/04/01(水) 20:30:46.73 ID:l3pqj5tz0
【プロローグ】
俺、須賀京太郎、12歳。
今、○○中学校の入学式の最中だ!
校長先生の長い挨拶に飽きた俺は、ふと周りを見渡してみる。
誰も彼も、着なれない制服に身を包みんでいる。
真面目に話を聞いているやつ、あくびを噛み殺している奴。
いろんな奴がいる。
俺も含め、この前まで小学生だったんだと思うと不思議でしょうがない。
小学校ではクラブ活動があったけど、流石にハンドボールクラブっていうのは無かった。
小3の頃だったか、たまたまウチがマイナーなスポーツの試合を放送している局と契約していて、
たまたまハンドボールの試合を流してて、たまたま暇だったからそのままチャンネルを変えずに見てたんだ。
そこで俺はハンドボールに、魅せられた。
ディフェンスを翻弄する多彩なパス技術。
オフェンスの前に立ちはだかる激しいディフェンス。
状況に応じて柔軟に姿を変えるフォーメーション。
ディフェンスの上から強引にジャンプシュートに持っていくチームのエース。
周りの選手よりも小柄でありながらコートの端っこから切り裂くように駆け抜け、角度のない位置での体勢を倒しながらのサイドシュート。
ディフェンスとの連携で上手くシュートコースを塞いで誘導し、予定調和のように得点を阻む守護神。
野球やサッカー、あるいはバスケ、バレー、色々スポーツはあるけどその中でもとりわけマイナーなスポーツ。
名前は聞いたことがあってもルールを知っているのは、少なくとも同世代では少数派だろう。
だけど、世間様の認知度の違いはあってもスポーツとしての優劣はない。
そう思った。
プロのハンドボーラーに俺はなる!!
日本にハンドボールのプロリーグがないのを知るのは、そんな誓いを立てたすぐ後だった。
【初期設定】に続く
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