25:名無しNIPPER[saga]
2020/04/03(金) 19:46:03.95 ID:/ZuzgcCF0
結局、彼女を含めた全員で踊ったのはその日だけ。
けど他のみんな曰く、完璧にできていたらしい。
それは私が覚えていた通りで少し安心した。
それから数日後に、撮影の日を迎えた。
私たちは少し早めに現場について、各々段取りを確認したり、ダンスの確認をしたりしていた。
私も段取りを確認しながら、ちらちらと周りの様子をうかがっていた。
やっぱり、居る。
あの人確か、有名な音楽プロデューサー。
あっちの人たちの会話からは、有名なレコード会社の名前がいくつも聞こえてきた。
その他にも、多分何人か。
私が実力を見せたいと思ってた、芸能界に影響力のありそうな人たちがここには居る。
それもあってか、失敗できないという緊張感がスタッフさん達から伝わってくる。
さすがは「トップアイドル」の現場だ。
と、現場に明るい声が聞こえたのはその時だった。
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