小宮恵那「ね、先輩。キスしてあげよっか?」泉瑛太「は?」
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11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/12(日) 22:59:15.20 ID:Q5QCi+N6O
「ちょっ……小宮、降りて……!」
「だぁーめ。このまま写真撮るんだから」

光学式ファインダーは肉眼で被写体を覗く。
とはいえ、レンズ越しには違いない。
天体望遠鏡で星を見るのは肉眼ではない。
肉眼とはこうして肌との触れ合いを指す。

「くふっ。先輩、固くなってる」
「な、なってない」
「でも、たしかに硬い感触が……」
「それはスマホだ!」

なんだ、スマホか。残念。ま、いいけど。

「さあ、先輩。準備いい? 撮るよ?」
「さっさと撮って降りてくれ!」
「むー。その反応、むかつく」

さっさととは、なんたる言い草だ。
膝に乗っていちゃいちゃして一緒に写真を撮るだけで勘弁しようと思っていたのに。
予定変更する必要があると、私は判断した。

「先輩」
「なんだよ!?」
「おしっこ漏れそう」
「は……?」

サッと血の気が引いた顔に、ゾクゾクする。


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