小宮恵那「ね、先輩。キスしてあげよっか?」泉瑛太「は?」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/04/12(日) 22:50:14.15 ID:Q5QCi+N6O
「心配しなくても大丈夫だよ」
「は? なにが?」
「泉先輩は大丈夫」
「だから、なにが?」
「だから、そのままで良いってこと」
「はあ? 全然、意味がわからないぞ」

自信がない男の子に元気を出させるにはキスするのがてっとり早いと本能的に思うけれど、それが出来ない相手ならば、致し方ない。

「泉先輩はわかりづらいけど、よく見ると良いところが沢山あって、そしてそれはちゃんと伝わってる。だから、大丈夫なんだよ」

想いを言語化して出力すると照れ臭そうに。

「お、おう……サンキュ」
「どーいたしまして!」

本当は、他のみんなに見せたくない。
私だけのファインダーで泉先輩を見たい。
他の人にはピンボケであって欲しい。
けれど、それは自分勝手なわがままだ。
むしろ、ピンボケで先輩を取られたくない。
だから、なるべく鮮明な姿にしてあげたい。

「私がなんで先輩に惹かれたか知りたい?」
「いいよ……照れ臭いから」
「まあまあ、そう言わずに聞いてよ」

故に私はわざわざそれを言語化してあげる。


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