1: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:18:16.81 ID:9ZfmECmt0
注意事項 
  
 ・武内Pもの 
  
 ・武内Pもの 
  
  
  
  
  
 凛「プロデューサー。ちょっと訊きたいことがあるんだけど」 
  
 武内P「なんでしょうか?」 
  
 武内P(――撮影開始を待つ控室でのことでした) 
  
 武内P(機材のトラブルにより撮影準備が遅れたため、それを待つ間に念のためにともう一度打ち合わせをして一息ついた時です) 
  
 武内P(渋谷さんは視線を逸らしながら――しかし最後にはしっかりと私の目を見ながら問いかけてきました) 
  
 凛「失礼な質問だとは思うんだけど、前々から気になってたことがあって。ちょうどよく二人きりだから、教えて欲しいんだけど……」 
  
 凛「プロデューサーは、独身だよね?」 
  
 武内P「……? ええ、その通りです」 
  
 凛「彼女も……いないよね?」 
  
 武内P「はい、いませんが」 
  
 凛「仕事は忙しくって朝から晩まで働いて、休みも週に一度あるかないか……だよね?」 
  
 武内P「その通りですが……渋谷さん、貴方が気になっていたことというのは、まさか……」 
  
 凛「うん。察しはついているようだけど、最後の質問をさせてね。プロデューサーはたまの休みに何をしてるの?」 
  
 武内P「……半分は寝ています。それ以外だと部屋の掃除と買い出し、後は健康のためにジムに通っています」 
  
 凛「……うん、なんとなく想像していたけど酷い状況だね。独身で彼女もいなくて、出会いの場に行こうにも仕事が忙しすぎてそんな余裕が無い。たまの休みは疲れた体を回復させて終わり」 
  
 武内P「心配をおかけしたようですが……私は毎日充実した日々を送っていますので酷いというわけでは――『あのね、プロデューサー』――はい」 
  
 凛「プロデューサーは結婚願望はあるの、無いの?」 
  
 武内P「あ、あります」 
  
  
  
  
  
 渋谷凛 
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2: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:19:40.14 ID:9ZfmECmt0
 凛「だったらちゃんと幸せになるためにも、もう少し焦ってよ。私……ううん、私だけじゃない。そのうち私たち全員で心配することになる」 
  
 武内P「渋谷さん……?」 
  
 凛「こんなこと考えてるのは今は私だけだろうけど……もし今から十年たって、それでもプロデューサーに奥さんも彼女もいなかったら私たちどう考えると思う?」 
3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:20:28.67 ID:9ZfmECmt0
 凛「担当していたアイドルと結婚なんて、責任感の強いプロデューサーには選べないよね? それを避けるためにはちゃんと結婚相手を見つけないと」 
  
 武内P「……冗談ですよね?」 
  
 凛「冗談? 私がプロデューサーの将来を心配しているのも、そのために危機感をもってもらおうとしているのも、全部本気だけど」 
4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:21:08.27 ID:9ZfmECmt0
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