3: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:20:28.67 ID:9ZfmECmt0
 凛「担当していたアイドルと結婚なんて、責任感の強いプロデューサーには選べないよね? それを避けるためにはちゃんと結婚相手を見つけないと」 
  
 武内P「……冗談ですよね?」 
  
 凛「冗談? 私がプロデューサーの将来を心配しているのも、そのために危機感をもってもらおうとしているのも、全部本気だけど」 
4: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:21:08.27 ID:9ZfmECmt0
 ―― 
  
 ―――― 
  
 ―――――――― 
5: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:22:05.30 ID:9ZfmECmt0
 ――約束から1年後、渋谷凛16歳 
  
  
  
 同僚「あ、武さ〜ん」 
6: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:22:51.64 ID:9ZfmECmt0
 ――約束から2年後、渋谷凛17歳 
  
  
  
 凛「う〜ん」 
7: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:23:36.89 ID:9ZfmECmt0
 ――約束から3年後、渋谷凛18歳 
  
  
  
 武内P「……」カタカタカタカタ 
8: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:24:31.45 ID:9ZfmECmt0
 武内P「あの……何か機嫌を損ねるようなことを言ってしまいましたか?」 
  
 凛「うん。まあ長い付き合いだし、プロデューサーはそういう人だってわかってるから怒りはしないけど、相変わらず女心がわからないんだって思っているところ」 
  
 武内P「うっ」 
9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:25:10.27 ID:9ZfmECmt0
 凛「うん。言ってみれば私が忙しいなか必死に時間をやりくりしながら勉強して、志望校に合格したのはプロデューサーのため」 
  
 凛「もちろん大学でしか学べないことや気づけないことだってきっとあるはずだから、自分のためでもあるんだけど……フフ、これじゃあまゆPのことばかり考えて進路を決めたまゆを笑えないなぁ」 
  
 武内P「その……申し訳ありません」 
10: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:25:53.13 ID:9ZfmECmt0
 ――約束から4年後、渋谷凛19歳 
  
  
  
 凛「良い……結婚式だったね、うん。私もああいう結婚式を挙げたいって、心の底から――プロデューサー? なんで落ち込んでるの?」 
11: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:26:41.99 ID:9ZfmECmt0
 武内P「そ、その……心配していただけるのは嬉しいのですが」 
  
 凛「うん。心配するだけじゃダメってわかった。プロデューサー、今度一緒に結婚式場の見学に行こうよ」 
  
 武内P「見学……? 確かにいつか結婚するために下見は必要ですが、それは結婚する相手といずれ……」 
12: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:27:14.12 ID:9ZfmECmt0
 ――約束から5年後、渋谷凛20歳 
  
  
  
 ゴーン、ゴーン♪ 
13: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/04/13(月) 20:27:57.16 ID:9ZfmECmt0
 最後まで読んでいただきありがとうございました 
  
 4月の異動で東京勤務となり、コロナのせいで部屋にこもってばかりなのでSSを書きました 
 地の文と台本形式どちらにしようか迷ったのですが、SSを書くのは久しぶりのため軽めの台本形式にしました 
  
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