285:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:17:09.80 ID:7gnP6kF90
  
  
  『憧れをつかむのなら、思い切りが”らしい”でしょ?』 
   
  
286:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:19:21.33 ID:7gnP6kF90
  
  
  『明日を想いながら、指先まで綺麗に――』 
   
  
287:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:21:04.04 ID:7gnP6kF90
  
  
 揺れるようなメロディだけが流れて、加蓮はまだ何も言えずにいます。 
  
 思わず歌詞を飛ばしてしまった未熟さと、過ぎ去ってしまった日々の遠さを、 
288:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:25:03.55 ID:7gnP6kF90
  
  【\】プロローグ 
   
  
  「ひゅむぅ」 
289:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:29:48.25 ID:7gnP6kF90
  
  
  「は……ふっ……」 
   
 軽くストレッチをこなしたら、トレーニングウェアに着替えて近所をジョギング。 
290:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:34:06.71 ID:7gnP6kF90
  
  「納豆要る?」 
   
  「んー……午後だけど、お仕事あるからいーや」 
   
291:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:41:11.48 ID:7gnP6kF90
  
 そろそろ出なければ一限に間に合わなくなる時間でしたが、 
 そもそも今日は講義自体がありません。 
  
 部屋に戻った加蓮は最近買い替えたばかりの机に座ります。 
292:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:45:10.30 ID:7gnP6kF90
  
  ◇ ◇ ◆ 
   
  
  「おはよ。しんどそう」 
293:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:48:32.77 ID:7gnP6kF90
  
  「後は機材だの運んで先生方と設営するだけ」 
   
  「お疲れ様。ご褒美あげよっか?」 
   
294:名無しNIPPER[saga]
2020/05/10(日) 23:51:10.16 ID:7gnP6kF90
  
  「忙しい?」 
   
  「うん」 
   
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