22: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2020/05/01(金) 07:10:52.96 ID:yo4ZRVm4O
 まゆ「どれもはっきり録音できてます。それにビデオの方も、プロデューサーさんの憂いと切実さをよく映してくれていますね」 
  
 まゆP「あ、うん」 
  
 まゆ「プロデューサーさん?」 
  
 まゆP「いや、なんかさ……こうも言い逃れできない状況だと諦めがついて――諦めた途端、これまでの疲れが急に押し寄せてきて……ふふふ、あいつらあっさり折れやがって。俺はなあ、天使みたいなまゆを相手に、二年近く耐えたっていうのによう。俺だけが我慢するなんてバカらしいなって」 
  
 まゆ「も、もうプロデューサーさんったら。天使だなんて」 
  
 まゆP「なあ、まゆ」 
  
 まゆ「えへへへへへ。あ、はい。なんでしょうかプロデューサーさん」 
  
 まゆP「結婚しようか」 
  
 まゆ「」 
  
 まゆP「まゆ?」 
  
 まゆ「」 
  
 まゆP「まゆ? ……オイ、まゆ!?」 
  
 まゆ「」 
  
 まゆP「息を……していない」 
  
  
  
 ――こうしてまゆちゃんのファーストキスは人工呼吸となりました。 
 皆が幸せになれたとはいえ、目的のためには手段を選ばなかった罰なのでしょうか。 
 ともあれ、めでたしめでたし。 
  
  
  
  
  
 〜おしまい〜 
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