天使「下僕って魅力的ですよね」
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10: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/04(月) 01:25:59.66 ID:IAHVesmp0
女「そういやさ、悪魔って悪魔らしくなんか魔法とか使えないの?」

悪魔「え、それを私に言っちゃう?それ結構残酷な話だけど?」

女「え、なんかごめん」

悪魔「まあ使えるっちゃ使えるんだけど、そもそもこうやって人間に擬態してるのだって魔法だし・・・・・」

天使「翼や尻尾を隠すのも簡単ではありませんからね。水泳の授業なんかがあると一発アウトです」

男「悪魔の魔法、僕は結構好きなんだけどな」

女「あんたは当然のように知ってるのね」

男「そりゃ親友のことだから大抵のことは知ってるよ」

悪魔「まあ隠すものでもないしねー。って言っても本当に出力不足っていうか、ステージ演出ぐらいにしか使えないんだけど」

女「あんた歌手だしいいじゃん」

悪魔「いいわけあるか!人前で魔法なんか使えるわけないでしょうが!」

天使「『JK歌手は魔法使いだった!』みたいな感じで一面に上がりそうですね」

男「今の世の中そういうトリックですで通じそうな気もするけど」

悪魔「だめなんですー、そのへんやると魔界の方の法律に触れるんですー」

天使「一昔前ならば我々天使の力も奇跡で済みましたが、今はそういうわけにはいきませんからね」

女「科学が進歩して科学的に起こり得ないことは説明できないもんね」

男「熊とタイマンして一方的にボコる女子高生がいる世界で何を今更」

女「あたしのは物理法則もろもろに従ってるから理論上起こり得る話なんだけど?」

男「机上の空論を現実にするな」

女「できるもんは仕方ないでしょー」

悪魔「机上の空論とかまたそれとは別物な気がするけどね」

天使「なんでしょう、テロリストが学校を襲撃したときに撃退する妄想をリアルでやれてしまうのは空論扱いしていいのでしょうか」

女「流石にマシンガンとかミサイルとか持ってこられたら勝てないわよ。多分」

男「拳銃程度なら制圧できると」

女「当たり前でしょ?空手家舐めんな」

男「全国の空手家が誤解を受けるような発言をやめるんだ」


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