高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「今日も、私とあなたとの時間を」
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85:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/10(日) 18:56:56.88 ID:WDIZ97tn0
(後日、加蓮ちゃんに実際に言ってみたら、やらないって言われてしまいました。ちょっぴり残念です)

ふと、加蓮ちゃんが喋るのを止めて後ろの席をちらりと見ました。
そこにいるのは、さっきカフェにやってきた2人組です。
加蓮ちゃん、何やら聞き耳を立てているもよう。私もつられて、できるだけ物音を立てないようにします。

しばらくして、加蓮ちゃんはくすくすと笑います。「気のせいだったみたい」、だって。

「名前を呼ばれた気がしてさー。違ってた」
「そうなんですか?」
「うん。私の話じゃなくて、藍子の話をしてたもん」
「え、私のお話っ?」

つい語尾が上がってしまって、そうしたら向こうの席の2人にも気が付かれてしまったみたいです。
マナー違反ですよね。ごめんなさいって言いに行ったら、大丈夫、って答えてくれました。
それから、2人は本当に私のお話をしていたみたいで……。

「藍子さんのことばっかり話すんですよ。あのテレビに出てた藍子さんが、このラジオに出てた藍子さんが、って。私まで詳しくなっちゃいました。あーっと……私も、はい。応援してます!」
「ふふ、ありがとうございます。あなたも、いつも見てくれてありがとう♪」


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