114:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 14:52:05.62 ID:TLk8NaBL0
 警察「半分?」 
  
 勇者「はい。確かに殺害現場ここでしょう。しかし、普通にここで殺されたらどうなりますか?」 
  
 警察「どうなるってそれは……! なるほど、そういうことか」 
115:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 14:54:03.84 ID:TLk8NaBL0
 剣士「なるほど! だったら少女は犯人じゃねえな!」 
  
 マスター「でもちょっと待て。そいつは魔法を使えるんだろ」 
  
 警察「何? そうなのか?」 
116:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 14:56:06.84 ID:TLk8NaBL0
 勇者「魔封じの腕輪は呪いの装備。教会に行って呪いを解除して貰わなければ外すこともできませんからね」 
  
 勇者「それに右腕に腕輪を着けているということは彼女は左利き。金持ちさんが切られていたのは右の首筋でしたよね?」 
  
 勇者「頭を押さえつけ、水に溺れさせながら首筋を切るのに、わざわざ利き腕と逆の方で犯行に及びますかね?」 
117:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 14:58:07.94 ID:TLk8NaBL0
 剣士「……マスター。本当なのかよ?」 
  
 マスター「…………」 
  
 警察「無言は肯定と捉えるがよろしいか?」 
118:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:00:06.21 ID:TLk8NaBL0
 警察「…そうか。しかし、どんな理由があろうと貴様のやった行為は許されることではない」 
  
 マスター「…ああ。わかってるよ」 
  
 警察「では署まで同行して貰おうか。早く馬車に乗るんだな」 
119:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:02:06.19 ID:TLk8NaBL0
  
 勇者(ダウトだ) 
  
120:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:04:06.67 ID:TLk8NaBL0
 勇者(マスターはついカッとなってやったと言っていた) 
  
 勇者(だが、それはあり得ない) 
  
 勇者(だったら何故、店から移動して広場まで来たのに皿の破片を持って行ったのか) 
121:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:06:12.44 ID:TLk8NaBL0
 勇者(……なんて) 
  
 マスター「……じゃあな、お前ら。達者でな」 
  
 剣士「…マスター」 
122:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:08:11.92 ID:TLk8NaBL0
 剣士「………」 
  
 勇者「…どうしたの、剣士?」 
  
 剣士「…いや、俺がしたことって本当に正しかったのかなって思ってよ」 
123:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:10:04.13 ID:TLk8NaBL0
 剣士「…そうだな。これが俺の選んだ結果だもんな」 
  
 勇者「…そうだね。もう変えようがないからね」 
  
 剣士「…ああ。ところで少女はこれからどうするんだ?」 
124:名無しNIPPER[saga]
2020/05/19(火) 15:12:15.88 ID:TLk8NaBL0
 勇者「…とりあえずよろしくね、少女ちゃん」 
  
 剣士「よろしくな、少女」 
  
 少女「………」コクッ 
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