161:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 19:56:04.08 ID:Pr/Rm+aH0
 神父「では、ここで待つということでよろしいのですね?」 
  
 勇者「はい、それでお願いします」 
  
 神父「かしこまりました。それでは、少女。行きますよ」 
162:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 19:58:31.57 ID:Pr/Rm+aH0
 剣士「まあいいや、俺は寝るからな」 
  
 勇者「わかったよ。おやすみ、剣士」 
  
 剣士「……ちょっとでも離れる時は起こせよ」 
163:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:00:10.57 ID:Pr/Rm+aH0
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 勇者(……ふぅ、読み終わった) 
164:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:02:12.93 ID:Pr/Rm+aH0
 勇者(しかし…) 
  
 勇者(…トイレ行きたくなってきたな) 
  
 勇者(ちょっとでも離れる時は起こせって言ってたけど…) 
165:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:04:12.38 ID:Pr/Rm+aH0
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 勇者(さて……) 
166:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:06:11.36 ID:Pr/Rm+aH0
 勇者(おかしいな…そんなに広い建物じゃない筈なんだけどな…) 
  
 勇者(トイレくらいすぐ着くと思ったんだけど……) 
  
 勇者(……今からでも戻って剣士にお願いする?) 
167:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:08:14.28 ID:Pr/Rm+aH0
 勇者「すみません、この教会の僧侶さんですか?」 
  
 僧侶「……はい、そうですよ。どうかなさいました?」 
  
 勇者「良かった。実はトイレに行きたかったんですが場所がわからなくて…」 
168:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:10:08.49 ID:Pr/Rm+aH0
 勇者「……でも、気持ちはわかりますよ」 
  
 僧侶「…はい?」 
  
 勇者「神様は不平等だった話です」 
169:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:12:11.64 ID:Pr/Rm+aH0
 僧侶「特に、勇者様は死に物狂いで魔王に立ち向かわなければいけませんしね」 
  
 勇者「…たとえ死んでも英雄扱いだしね」 
  
 僧侶「……さて、目的地に到着しましたよ」 
170:名無しNIPPER[saga]
2020/05/26(火) 20:14:08.04 ID:Pr/Rm+aH0
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 バタンッ 
  
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