古澤頼子「高峯のあの事件簿・マスターピース」
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99: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 22:07:41.06 ID:RS4SDFXO0
のあ「三船美優の毒物についても、あなたは関わっていないことがわかったわ」

留美「それで、何が言いたいのかしら」

のあ「留美でない、誰かの意思が死に関わっている」

留美「いいえ、私の責任よ」

のあ「そうやって、白を切るのね」

留美「無責任でありたくないだけ」

のあ「古澤頼子も、この件については答えない」

留美「答えなんてないのよ。真実なんてない」

のあ「私は答えに辿り着くわ。私のこと、知っているでしょう」

留美「知ってるわ」

のあ「無駄な労力はかけたくないの。言えば済む話よ」

留美「こっちの理由は示しているわ」

のあ「……」

留美「本、ありがとう。次も差し入れしてちょうだい」

のあ「……ええ。自宅に幾らでもあるから」

留美「音楽を聞けないのは残念だけれど」

のあ「留美はバカね。みくにゃんを失うことくらい、分かっていた」

留美「失う物を天秤にかけて、正義を譲るわけにはいかなかった。それだけ」

のあ「それは、違うわ」

留美「意見の相違はいつものこと」

のあ「……」

留美「今日はこれだけかしら」

のあ「真奈美を待たせているから、行くわ」

留美「また会いましょう、探偵さん。次は刑務所かしら」

のあ「裁判は続くわ、次も拘置所よ。また来るわ、留美」



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