32: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:21:30.47 ID:JojRsLGd0
 メリー「だいたい、花子の見た目だったら孤児院にでも行けば保護してもらえるの」 
  
 貞子「それもそうですよね。よく考えれば人形のメリーちゃんや戸籍なし成人女性の私と違って受け入れ先があるじゃないですか」 
  
 花子「無理だよぉ!こどもたちって霊感強いから幽霊だってバレるのぉ!」 
  
 男「そうなのか?」 
  
 貞子「そうですね、人型は人間だという偏見を持ってないのでバレることはあると思います」 
  
 メリー「外で大人と一緒にいるのならまだいいけど、子供だけの集団に絡まれると本当にやっかいなの。あんなのと生活してらんないの」 
  
 男「その集団に勧めといて何を言うか」 
  
 メリー「自分が出て行くよかマシなの。生きていけるだけありがたいと思えなの。死んでるけど」 
  
 貞子「私、他人よりも自分のことのほうが大切なんです」 
  
 花子「うぇぇぇぇぇぇぇん!」 
  
 男「だから諦め――」 
  
 ドンッッッ!!! 
  
 男「うわっ、騒ぎ過ぎたか!隣部屋の人がキレてる!」 
  
 花子「うぇぇぇぇぇぇぇん!」 
  
 男「わかった、わかったから!ウチにいていいから!泣き止んでくれ!」 
  
 花子「ほ、ほんと?ほんとに?」 
  
 男「ああ、もういいよ。だからもう騒がないで」 
  
 花子「よがっだぁぁぁぁぁぁぁ!わらししななくてすむぅぅぅぅ!!!!うぇぇぇぇぇぇぇん!」 
  
 男「だから――」 
  
 ドンドンッッッッ!!!! 
  
 メリー「さっさと泣き止むの!じゃないとこの家を追い出されるの!」 
  
 貞子「ほらほら、花子さん?いったん落ち着きましょう?ね?とりあえず家を引き払ったりしないといけないんですからね?」 
  
 花子「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!よがっだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」 
  
 男「ああー・・・・・・」 
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