9: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 21:54:57.46 ID:JojRsLGd0
 花子「帰ってこない!どうなってるの!」 
  
 花子「くっ、こうなったら面倒だけどあの二人に聞くしかない・・・・・・」 
  
 花子(未だ手を出してないってことはあいつらのターゲットじゃないってことよね?多分) 
10: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 21:56:03.99 ID:JojRsLGd0
 「うー、トイレトイレ」 
 今トイレを求めて全力疾走している私は専業主婦をしているごく一般的な女の子 
 強いて違うところをあげるとすればゾンビってことかナー 
 名前は貞子 
 そんなわけで居候先の部屋にあるトイレにやって来たのだ 
11: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 21:56:47.97 ID:JojRsLGd0
 貞子「・・・・・・」バタンッ 
  
 花子『あ、ちょっと!扉閉めないで!話聞いて!』 
  
 貞子「ごめんなさい、あまりにも突然で。あとトイレしたいのでどいてください」 
12: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 21:58:03.69 ID:JojRsLGd0
 花子「は?おまえらなに言ってんの?え、やっぱりお前らも狙ってんの?」 
  
 メリー「そうなの。私が一番早かったの」 
  
 花子「いつから?」 
13: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 21:59:49.95 ID:JojRsLGd0
 メリー「というわけで男はトイレの花子さんに狙われてるの」 
  
 男「そうだったのか。トイレの花子さん・・・・・・あれって学校に出てきてしかもターゲット子供じゃなかったっけ?しかも何番目の扉とか指定あったような」 
  
 メリー「今の時代んなもんにこだわってたら一人も殺れないの。私だってスマホ対応してるし貞子もビデオテープを捨てて動画ファイルに紛れ込んでるの」 
14: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:01:31.09 ID:JojRsLGd0
 男「まあ割と法律でがんじがらめにされてるの聞いたら大変だとは思う」 
  
 メリー「そう思うなら大人しく殺されてほしいの」 
  
 男「貞子さんに言ってスマホ窓の外にぶらさげてもらうか」 
15: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:02:01.59 ID:JojRsLGd0
 花子「はあ〜あ、上も適当な仕事してくれるなぁ〜」 
  
 花子「こっちだって慈善事業じゃないってーの。ったく」 
  
 花子「さて、あれから1ヶ月ぐらい。もう帰ってるみたいだし、あいつらに気取られないうちにさっさと殺らなきゃねっと」 
16: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:02:39.81 ID:JojRsLGd0
 花子(さて、家の中に人の気配は・・・・・するわね。ってことはちゃんといる) 
  
 花子(次にトイレに来た時、それがお前の最期よ!) 
  
 花子(メリーも貞子も所詮は電子機器なんていう家具に頼らなきゃいけない二流!) 
17: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:03:42.57 ID:JojRsLGd0
 トットットッ 
  
 花子(お、来た来た。さてさて、いつものやつを) 
  
 『赤い紙が欲しいか?青い紙が欲しいか?』 
18: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:04:42.00 ID:JojRsLGd0
 男「お、出てきた」 
  
 花子「え・・・・・・?」 
  
 男「・・・・・・なるほど、君が花子さんか」 
19: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/22(金) 22:05:57.93 ID:JojRsLGd0
 メリー「まさか都市伝説に都市伝説で対抗するとは思わなかったの」 
  
 貞子「花子さんからすれば大先輩ですものね」 
  
 男「トイレの都市伝説って言ったらこっちの方を思い出してさ。とりあえずこれで当面の危機は去った」 
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