28: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:36:07.67 ID:Ah/etRVG0
  
 不良「…すまねぇ。襲いかかっといて、こんな無様な姿みせちまって上に助けられちまって……」 
  
 女「気にしないでください。私は一度でも戦った相手には、相手が誰であろうと敬意を払うと決めているのです」 
  
29: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:36:57.66 ID:Ah/etRVG0
  
 不良「………」 
  
 不良「成り行きみたいになっちまったけど、私はあんたを信じることにする」 
  
30: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:37:58.64 ID:Ah/etRVG0
  
  
 友「…女ちゃん!ホワイトボード小さい奴!持ってきたよ!」タタタッ 
  
 女「ありがとうございます。お代です」 
31: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:38:58.75 ID:Ah/etRVG0
  
 不良「……はぁ…」 
  
 不良(聞けば聞くほど呆れる説明だなぁ…) 
  
32: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:39:27.65 ID:Ah/etRVG0
  
 女「では、作戦を立てましょうか」 
  
 友「はい!ルールは1対1のタイマン勝負!相手はガチガチの超能力者!対するこちらは最強の勇者!」 
  
33: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:39:55.11 ID:Ah/etRVG0
  
 不良「…」グビグビグビ 
  
 不良「戦闘中に突然落ちてきたのは、そういう訳だったのか」 
  
34: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:40:27.89 ID:Ah/etRVG0
  
 不良「ハッキリ言うけどさ」 
  
 女「はい」 
  
35: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:40:57.11 ID:Ah/etRVG0
  
 友「この学園の中等部の頃かな。女ちゃんとは少し違う若干天然気味のお嬢様〜って感じの娘が居たんだけどね?」 
  
 友「その娘の能力が丁度給食中に覚醒したんだよ!」 
  
36: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:41:29.37 ID:Ah/etRVG0
  
 帰り道 
  
  
 女「………」 
37: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:41:55.21 ID:Ah/etRVG0
 女「…たしかに、私では部の悪い相手かもしれません」 
  
 友「だよねだよね!やっぱり辞め…」 
  
 女「だがしかし、これは私が選んでしまった選択肢であり、生き方です」 
38: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 18:43:00.58 ID:Ah/etRVG0
 女「私の選ばれた能力は、綾鷹でした」 
  
 友「…」 
  
 女「でも、私は友さんに選ばれていない。それでは勝てる筈が無い」 
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