お姉ちゃん(15)「大きくなったら結婚してくれる?」男(7)「やだ」
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1: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:16:51.46 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん「・・・・・・え、よく聞こえなかったからもう一回聞くね。大きくなったら結婚してくれる?」

男「やだ」

お姉ちゃん「・・・・・・え、よく聞こえなかったからもう一回聞くね」

男「RPGの無限ループみたいなことしても返事は変わらないよ」

お姉ちゃん「なんでなのっ!7歳児なのにっ!なんでうんっていってくれないの!?」

男「だってお姉ちゃんの料理ドブの臭いと鋼の味がするんだもん」

お姉ちゃん「ど、ドブっ!?鋼っ!?どうしてそんなひどいこと言うの!?」

男「さっきおなかいっぱいドブの臭いと鋼の味がするごはんを食べたからだよ?」オエッ

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2: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:17:40.50 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(16)「男くん!お姉ちゃん料理上手になったよ!これで大きくなったら結婚してくれる?」

男(8)「やだ」

お姉ちゃん(16)「うーん、聞こえなかったからもう一回言うね。お姉ちゃん料理上手になったよ!」
以下略 AAS



3: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:18:22.47 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(17)「男君!お姉ちゃんお掃除きれいにできるようになったよ!これで大きくなったら結婚してくれる?」

男(9)「やだ」

お姉ちゃん「ほら、男君がお泊りしてるお部屋もきれいきれいに」
以下略 AAS



4: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:18:49.55 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(18)「男君。私は大和撫子を目指してお勉強中なの。これで大人になったらお嫁さんにしてくれますか?」

男(10)「やだ」

お姉ちゃん「男君のお世話もできるよ?ちゃんとお風呂のお世話とかね?腕がなくなって大変だろうだからお姉ちゃんがんばるよ?」
以下略 AAS



5: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:19:30.99 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(19)「男くん!お姉ちゃん介護士の資格取ったよ!これで男君の面倒をずっと見てられるよ!これで結婚できるね!」

男(11)「嫌だけど」

お姉ちゃん「なんでっ!?お姉ちゃん男君の身の回りのお世話できるよ!?左腕がない分もサポートするよ!?」
以下略 AAS



6: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:20:08.72 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(20)「男君!お姉ちゃん、ついに妹ちゃんを説得したよ!これで一緒に暮らせるね!」

男「嫌だけど」

お姉ちゃん「なんでっ!?お姉ちゃんこの1年頑張って毎日説得し続けてきたんだよ!?妹ちゃんの好きなものいっぱい作ったんだよ!?」
以下略 AAS



7: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:21:07.48 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(21)「男君!私義妹ちゃんと仲良しになったよ!」

男(13)「それはよかった」

義妹「兄さん、この人面白いね」
以下略 AAS



8: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:21:58.13 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(22)「男君!お姉ちゃんちゃんとお金返してついでにお店も始めることになったよ!これで結婚できるね!」

男(14)「無理だけど」

お姉ちゃん「どうしてっ!?」
以下略 AAS



9: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:23:18.84 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(23)「・・・・・・はぁ」

男(15)「どうしたの?」

お姉ちゃん「あ、男くん。最近ちょっとスランプでね。思ったようにカットができないの。形がちょっと変になっちゃってね」
以下略 AAS



10: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:24:20.73 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(24)「いやー、快調快調!アルバイトも増えたし、なにより男君の大叔母妹さんがデザイナー兼任で社員になってくれたのがすっごく助かってるよ!」

男(16)「それはよかった。スランプも脱出できた?」

お姉ちゃん「もちろん!もう過去最高の物ばっかりできてるよ!」
以下略 AAS



11: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:25:08.14 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(25)「はい、男くん。これ今年のお給料ね」

男(17)「年が明けてすぐにバイトも入ってないのに給料を渡すのはどうかと思うんだ。それも年棒」

お姉ちゃん「だって!男くん貴重な職人見習いさんなんだよ!?私と違って売るのも得意だし!絶対に逃がしたくないの!」
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12: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:25:37.19 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(26)「男君!もうすぐ高校卒業だね!おめでとう!」

男(18)「う、うん。なんで今言ったの?」

お姉ちゃん「え?そういう気分だったからだよ?」
以下略 AAS



13: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:26:25.61 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(27)「男君!原点回帰だよ!もう結婚できる歳だから結婚しちゃおう!」

男(19)「僕彼女いるしまだ学生だしお姉ちゃんと結婚する気ないしだからやだ」

お姉ちゃん「どうしてすら潰してくるね」
以下略 AAS



14: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:27:25.83 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(28)「男くん!おねえちゃんともっとかりゃむ!」

男(20)「はいはい、わかったから。近い。酒臭い」

お姉ちゃんの妹「男君はなんれのまないの!?のめるんれしょ!?」
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15: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:29:07.67 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(29)「男君!もうすぐ就活の時期だね!ウチのお店は男君のために経営者の席を開けてるよ!」

男(21)「そのままその席に座っててよ」

お姉ちゃん「んー、そうは言われてもさ。私、経営者には向いてないと思ってるんだ」
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16: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:30:16.31 ID:KzHMXUyn0
男「お姉ちゃん、話があるんだ」

お姉ちゃん「うん。なにかな?」

男「・・・・・・僕、大叔母さんの会社に行くことに決めたんだ」
以下略 AAS



17: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:31:12.55 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん「・・・・・・だめ、だったかぁ」

お姉ちゃんの妹「もっと押してみればよかったのに」

お姉ちゃん「ううん。そんなことできないよ。ここは男君みたいな人が収まる器じゃないから」
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18: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:31:41.80 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(30)「男君男君!結婚の話なんだけどさ!」

男(22)「はい?」

お姉ちゃん「折角だから、指輪とか自分で作ったらどうかな?男君宝石加工できるし、彼女さんも喜ぶよ!」
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19: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:33:14.64 ID:KzHMXUyn0
男「これから、自分が永遠を共にするパートナー。そうなってほしい相手に贈る物は、自分が渡せる最高のものじゃないといけない」

お姉ちゃん「うん、わかるよ。だからこそ」

男「だからこそ、僕みたいな素人が作るべきじゃないんだ」
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20: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:34:05.69 ID:KzHMXUyn0
お姉ちゃん(今まで選ばれてこなかった私。なにもなかった私)

お姉ちゃん(そんな私が、男君に、初めて選ばれた)

お姉ちゃん(こんな嬉しいことはない。こんなに素敵なことがほかにあるものか)
以下略 AAS



21: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/05(金) 01:34:43.51 ID:KzHMXUyn0





以下略 AAS



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