ハルヒ「異世界転生って知ってる?」キョン「知らん」
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12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/11(木) 22:41:58.65 ID:gyrJ90gBO
「それで晴れて有希を救った私たちはついに正体が判明した大魔王を倒すべく集めた鍵を使って狭間の世界の扉をこじ開けようとするんだけど、肝心の鍵穴が見つからないのよ」
「鍵穴がないなら鍵の意味がないな」
「ええ。だからとりあえず、あんたのお尻の穴に鍵を差し込んで回してみたってわけ」
「ちょっと待て」

今のはヤバかった。完全に不意打ちだ。
思わず愉悦が出ちまうところだったぜ。
ふー。落ち着け。クールにいこう。よし。
ここまで来たんだ。台無しにしたくない。

「穴ならなんでもいいわけじゃないだろ」
「ヒントなら冒頭からあったわ」
「なんだ、そのヒントってのは」
「狭間の世界。つまり、糞の狭間の世界よ」
「フハッ!」

ああ。ついに、出ちまったぜ。やれやれ。
糞の狭間の世界に封じられし俺の別人格が尻の鍵穴から顔を覗かせ、哄笑をぶち撒ける。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

皆の衆、待たせたな。
いまこそ、真の姿を見せよう。
そうとも。この俺が大便魔王である。

「よくぞ見抜いたな勇者ハルヒ! 如何にも、この俺が大魔王だ! いざ尋常に勝負だ!!」
「やっぱり出たわね! 糞魔王! 有希のお父さんの仇を討たせて貰うわ! 覚悟しなさい!」

長門の親父さんは存命だが。まあ、いいか。

「ふん! 糞塗れの返り討ちにしてくれる!」

さあ、物語はクライマックス。ついてこい。


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