右京「タイムパラドクスゴーストライター?」
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63:名無しNIPPER[saga]
2020/07/02(木) 23:01:21.77 ID:0AxqYuWp0


「そんな…危険なんかない!この一ヶ月間ずっと使っているんだから!」


「これまでは運良く稼働していただけでしょう。
しかしレンジがいつまで未来からの転送に耐えられますか。
この未知の機械が安全だとあなたに保障できるのですか?


この電子レンジについてそう問われると哲平はまたもや口を塞いだ。
今まで考えもしなかった。何故ならこの一ヶ月間は順調に未来から少年ジャンプが送られてきたからだ。


「佐々木さんにしてみれば未来からジャンプが届けさえすればそれでいいのでしょう。
ですが他の住人のみなさんはどうですか。あなたが実家で呑気に漫画を描いている間にこのアパートが大爆発を起こしてみんな死んでいたかもしれないんですよ。
そうなった時にあなたは全ての責任を取れますか。それともご自分が盗作した漫画でも読ませて被害にあった人たちを楽しませればいいと思いましたか。」


「ハッキリ言いましょう。あなた作家のくせに想像力が欠けていますね。」


「菊瀬さんが才能はないと見限っていましたがその通りですよ。あなたには作家になる才能はない。」


そう右京から断言されてしまった。なんとか反論しようとしたが何も言えなかった。
想像力の欠如、それは以前からずっと指摘されてきたことだ。
自分は明らかに想像力が欠けている。作家としてはまさに致命的だ。
それでもみんなを楽しませる漫画を描きたいと思ってきた。それなのに…




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