七海やちよ「神浜を観光するわよ」
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21: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/07/05(日) 03:26:42.21 ID:4Jd3JNMn0

いろは「わあっ、広くて立派な神社ですね。それに、すーぅ・・・。ヒノキのいい香り。心が落ち着く」

うい「さっきまでずっとビルばかりの都会に居たのに、ここだけは木に囲まれて、桜も綺麗で、鳥さんの声も聞こえてきて、のどかな場所だねっ」

やちよ「桜木町からここまで長い坂が続くから、車椅子の柊さんはちょっと心配だったのだけれど、桜子が頑張って押してくれたわね。大丈夫だった?」

桜子「 |問題ない。ねむが乗ってる車椅子は羽根より軽いからいくらでも押せる| 」

ねむ「助かるよ桜子。偉いね」

桜子「 |うん。もっと褒めて| 」


灯花「ねえねえ、やちよお姉さまっ。社殿が綺麗だけどここは新しい神社なの?」

やちよ「いえ、ここは古代の武蔵国の頃に、隣の戸部町で伊勢の神宮からの分霊をお迎えした古社が始まりとされているわ」

やちよ「神浜が開港をして様々な西洋文化が入ってきたことはさっき話したわよね。その頃の神浜は色んな所から色んな人が集まって来たからまとまりがなかったの。そこで、人々の心の拠り所になるためにと、ここに戸部の古社を遷座して1870年に創建されたのがこの伊勢山皇大神宮よ」

やちよ「創建当時は盛大に遷座祭が行われたそうよ。その時の興奮と高揚から生み出された一体感が、神浜市民を表す “ハマっ子” 気質の誕生と言われているわ」

灯花「ふーん。神浜人が無駄に自尊心が強いのはその頃からなんだねー」

やちよ「そして2018年に、創建150年の記念事業の一環として、伊勢の神宮より譲与された社殿で新本殿の造営がされたわ。今のここの社殿が新しいのはそのためね」

いろは「ここは昔から神浜にあって、神浜の歴史そのもののような神社なんですね」

やちよ「ええそうよ。神浜の目まぐるしく移り変わる歴史をずっと見守ってくださっている、市民にとってはとても大事な神社ね」

やちよ「それじゃみんなでお参りしていきましょうか」

いろは「はいっ」

パンパンッ

やちよ(2部も無事にアニメ化されますように)

いろは(やちよさんとの赤ちゃんが元気に育ちますように)

うい(わたしもレナさんくらいに胸元パンパンに成長しますように)

灯花(ねむのひねくれた性格が直りますように)

ねむ(灯花のひねくれた性格が直りますように)

桜子( |この子たちの願い事が叶いますように| )


やちよ「はい。西のガイドは以上よ」

いろは「ありがとうございましたっ!」

うい「ましたっ!」

灯花「ありがと〜、やちよお姉さまっ♪」

ねむ「とても楽しかったよ。ありがとう、やちよお姉さん」

やちよ「明日は南を都さんに案内してもらうのよね? 気を付けて行ってらっしゃいね」

いろは「はいっ!」









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