13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/11(土) 16:46:37.22 ID:MbHh/3qi0
P「あのさ、千早は歌が好きなだけでアイドル活動にはそんなに興味がないことは分かってるよ。
でも、うちはアイドル事務所だからさ、千早がどれだけ歌で勝負していきたいって言ったって、
あくまでアイドルとして売り出していくしかないんだって。それは千早だって了承してくれてただろ?」
千早「もちろん、アイドルとして活動していくことは承知しています。でも、私は別にトップアイドルを目指すつもりはありませんから。」
千早が、何か文句でもあるんですか、とでも言いたげにぶっきらぼうに言い放つ。
P「別にアイドルとして頂点を目指せ、と言ってるわけじゃないよ。
でも、なら、歌以外の能力を伸ばさずに、アイドルとして成功できると証明できるか?
できないよな?それができるなら他の芸能事務所で歌手としてデビューしてる、そうだろ?」
千早が不快感をあらわにしてこちらを睨んでいる。
けど、千早のためにもこれははっきりさせておかなければならないだろう。
P「アイドル活動には興味がないが、アイドルとして活動する中で歌の技術を磨き、歌の仕事をしていきたい、という千早のスタンスも分かってるよ。
でもこっちだって慈善事業じゃないんだ。アイドルとして仕事ができる見込みのないやつを養成することはできない。
まずはアイドルとして一人前になってくれよ。そうすれば、そっちの要求も呑んでやれる。」
歌のレッスンを人質に取られているようなものだ。不服でも従う他ないということは理解しているのだろう。
千早「・・・はい。」
そういって千早は渋々ながらも頷いていた。
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