黒木智子「じ、自信と言われても……」加藤明日香「私は黒木さんのこと、好きよ」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/08/01(土) 20:37:39.56 ID:iOPaGb61O
「黒木さん……黒木さん」
「んにゅ……?」

揺り起こされて目覚めると、既に陽が傾いていて、下校のチャイムが鳴り響いていた。

「わっ! ご、ごめん! 思いっきり寝てた!」

完全に寝過ごしてしまったことに気づき、さぞ加藤さんはお怒りだろうと思ったのだが。

「ふふっ……黒木さんの寝顔可愛かったよ」
「へ?」
「悪いと思ったけど、撮っちゃった。ほら」

そう言って、加藤さんはスマホを取り出して、ぐーすか寝ている私の横顔を見せた。
どこが可愛いんだ。ちょっと白目剥いてる。

「け、消してっ」
「んー……やだ」
「な、なんで……?」
「これは膝を貸したお代だから」

くぅ〜やはり水商売の女は抜け目ないな。

「ね、黒木さん」
「な、なに? もう払えるものは何もないよ」
「もう少しだけ、このまま寝てて」

このままでは負債が嵩み、身包みを剥がされるのではないかと不安に思ったが、頭を撫でる加藤さんの手管に屈して、膝枕を続行せざるを得なかった。


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