【ミリマス】琴葉は過度なスキンシップ行為を訴えたい!
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18: ◆Xz5sQ/W/66[sagesaga]
2020/09/07(月) 21:40:00.66 ID:V525dxyZ0

「なら、そういう事を言うなよ。……大体、何時も自分で皆に言ってるじゃないか。芸能界は厳しい所――」

「やる気がないなら他所に行け! でしょ? ……だけど、厳しさと気持ちの割り切り方は別」


そうして、桃子は何ともやるせないため息をつくと。


「別なんだよ、お兄ちゃん。……でも、それがアイドルになるって事だから――ううん、プロとしてお仕事をするって事だもんね!」


今度はさっきまでとは逆で、桃子は気丈な笑顔で上を向いた。

それは、彼女たちの鎧、同時にこの上ない武器でもあって――全く、敵わないんだもんな。


「うん、桃子たちは強いな」

「トーゼン! アイドルだもん。お仕事はタフじゃなきゃやっていけないんだよ」

「ははっ、それも違いないな」


何とも頼もしい桃子の返事。

俺は同意の相槌を一つ打って、止めていた作業を再開した。

暫くの間、部屋にはパソコンを操作する音だけが粛々と響く。

そうして、スケジュールの調整がひと段落つくタイミングを見計らっていたんだろう。

「ねぇ、お兄ちゃん」と、遠慮がちに桃子が口をきいた。

次いでポンっ……と椅子の背もたれにするみたいに、俺に頭を預けて続けたんだ。


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