44:名無しNIPPER[sage]
2020/09/09(水) 23:37:31.35 ID:FP9CMTOT0
 「ジュリア、麗花! 私とあいつを魔王城まで飛ばすから手伝って! 後は私一人でやる!」 
  
 魔王の防御魔法。それに阻まれながらも魔法を構成し始める。 
  
 「でも!」 
  
 私一人を送り出すことにためらうジュリア。見捨てられないと戻ってきてくれたのにそんなことしたくないよね。 
  
 ごめん、でもこれしかないんだ。 
  
 「お願い!」 
  
 「やろう。ジュリアちゃん!」 
  
 「麗花っ! くそっ! わかったよ!」 
  
 私の頼みに加えて麗花が珍しく真剣な顔で呼びかけるのを見てジュリアも覚悟を決めてくれた。 
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