勇者「魔王は一体どこにいる?」続編
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25:名無しNIPPER[sage]
2020/09/14(月) 22:42:42.86 ID:JwosRg690
『翌日』

チュンチュン

盗賊「よう!やけに起きるの早えな…着替え持ってきたからこれに着替えろ」

剣士「…」

盗賊「それからその赤い目ん玉…娼婦が付ける物だ!どうせ見えねぇなら黒く塗ってやるから外せ」

盗賊「オカマみてぇで気持ち悪い」

剣士「…」

盗賊「…」

盗賊「んあぁ!おい!女盗賊!ちぃと面倒見てくれー」

女盗賊「話は通じてると思うわー。妖精さんが通訳してるから反応鈍いだけと思うの〜」

剣士「…」ヌギヌギ

盗賊「…なんかテンポが合わんな」

剣士「…」ゴソゴソ ポイ

盗賊「このウサギみてぇな赤い目ん玉が変わるだけで女くささが無くなる筈だ…」ヌリヌリ

盗賊「…にしても目ん玉が無ぇと気味悪りぃなヌハハ…ほらよ!」ポイ

剣士「…」ゴソゴソ

盗賊「おぅ!ちったぁマシになったな…後は…そうだお前の毛皮…こりゃかなりの上物だぜ?」

剣士「…」ゴソゴソ

盗賊「おぉぉ山賊の様だが随分男らしいじゃねぇか」

女盗賊「その毛皮はね…母ウルフの一部だと言ってたわ」

盗賊「形見か…そりゃ大事にしないとな」

女盗賊「汚れて灰色になってたけど、洗濯したら白くなったわ」

盗賊「母ウルフは大型の白狼だったって訳か…ぬはは…「白狼の剣士」シブいな」

女盗賊「それなら私は「女狐盗賊」?フフ」

盗賊「俺は…なんだ…俺は!!…ん〜思い付かん…まぁ良い」

女盗賊「それで…今日は何か考えがあって?」

盗賊「あぁ…ちぃと考えたんだが…商隊に話を付けてくる」



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