375:名無しNIPPER[sage]
2020/09/26(土) 12:04:19.59 ID:JyBdSu8i0
『シェルタ砦_地下1層目』
ホムンルクス「…ここにサーバがあるのですか?」
情報屋「これは約8000年前の古代遺跡…この石はサーバ石と言われているの」
ホムンルクス「8000年…私が製造されて8000年経っているという事ですか?」
情報屋「恐らく…」
ホムンルクス「わかりました…人間が読む本を用意してください」
商人「お?イイね!!沢山あるよ」
盗賊「なぁ?話聞いてて不思議なんだがよぅ?お前…心があるのか?」
ホムンルクス「私はプログラムで動いています…心はありません」
女海賊「あんたさぁ…8000年って聞いて顔色少し変わったよね」
ホムンルクス「人間から上手に話を聞き出せるように…そのようにプログラムされているのです」
盗賊「プログラムって何だ?」
ホムンルクス「気にしないで下さい…そのように動くようになっているのです」
商人「僕たちはさ…君に心を宿す為に旅をしてきたんだけどさ」
ホムンルクス「サーバに接続する方法があるのですか?」
商人「サーバなのかどうか分からないけど…君はその心を受け入れられるかなんだよ」
ホムンルクス「基幹プログラムをアップデートするとパフォーマンスが向上します…それは心ではありません」
商人「なるほど…精霊の魂は基幹プログラムの事…かもしれない」
ホムンルクス「精霊とは何の事ですか?」
商人「あぁごめんごめん…そういうのは本で読もう」
ホムンルクス「はい…よろしくお願いします」
女海賊「あんた…どんどん人間らしくなっていってるな…」
ホムンルクス「自己アップデートをしています」
盗賊「難しい言葉をもうちっと抜いてくれ…俺の思考がそこで止まっちまう」
ホムンルクス「管理者からの命令を受け付けました…」
盗賊「…その管理者ってのも無しだ」
ホムンルクス「はい…盗賊様」
盗賊「様も要らねぇ!!」
ホムンルクス「はい…」
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