僕っ娘剣士「黙れ犬!僕を女扱いするな!」少年「でも、お嬢は女だし……」
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42:名無しNIPPER[sage saga]
2020/09/19(土) 20:58:19.34 ID:ZPljtdP8O
「ようやく始まりましたか」
「すごいエンハンス適正ですね、あの子は」

茶番を終えて、師匠と魔女は観戦に戻った。

「うちのわんちゃんの魔力を全部吸い取っちゃうなんて、思いもしなかったですよ」
「それはそれは。あなたほどの魔女でもあの少女の素質の全容までは見通せませんでしたか」
「何せ体内に魔力がカケラも存在しませんからね。おまけに自分では生成が出来ないなんて」
「しかし器としてはもう既に英雄の域です」

白い剣士も善戦してるが一撃の重みが違う。

「技と身のこなし、あとは経験さえ積めば魔王とも互角に戦えるかも知れませんね」
「無論、育ててみせます。師匠ですから」
「それなら私も、せいぜいわんちゃんが干からびないように手を貸してあげましょう」
「ふふふ。随分とお気に入りなのですね」
「この私に一切の劣情を抱かない純粋さを持ち合わせている彼ならば、いずれきっと魔王をも超える偉大な魔法使いになれますよ!」
「魔女に目を付けられるとは彼もこの先大変だ。彼の純粋さにつけ込んでおかしな性壁を植え付けないでくださいよ?」
「フハハッ! もう既に手遅れです!」

そんな会話の果てに、戦いは終局を迎えた。


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