123:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:54:38.07 ID:V4s4JV6AO
 「ところで君たちは二人とも休みだったはずでは?」 
  
 「そうなんだYO!」 
  
 「学校がお休みの日にオフもらってもすることないっしょ?」 
124:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:55:23.93 ID:V4s4JV6AO
 「でも今日は社長さんしかいないのか…」 
  
 「りっちゃんか兄ちゃんとゲームしようと思ったのに…」 
  
  なるほど、確かに遊び相手を求めてやってきたらこんなくたびれたおじさんさんしかいなかったのでは期待外れもいいところだろう。(もっとも律子君に関しては、『仕事中!』と一括しそうな気もするが) 
125:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:56:10.51 ID:V4s4JV6AO
 「それでは…私と一緒にするというのはどうかね?」 
  
 「え!?社長さんが!?」 
  
 「いいの!?」 
126:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:56:53.32 ID:V4s4JV6AO
 「ふふふ、手加減はしないよ?」 
  
 「うあうあー!?これは…」 
  
 「激闘の予感…」 
127:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:57:31.87 ID:V4s4JV6AO
 「うぅ…」 
  
 「社長…」 
  
 「酔っちゃったね…」 
128:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:58:11.45 ID:V4s4JV6AO
 「うっぷ…」 
  
 「ごめんね…まさかこうなるとは思わずに…」 
  
 「い、いや、悪いのは私…うっ…」 
129:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:58:55.33 ID:V4s4JV6AO
 「ちょっとゲームは休憩しよっか」 
  
 「うん、りっちゃんがいたらそろそろ『あんたたち!ゲームのやりすぎは目に毒よ!』って言う頃だもんね」 
  
  私に気を使ってかゲームの電源を切る二人。それにしても見事な物真似だ。声色だけでなく、口調、語尾の上がり下がりの癖まで完璧にコピーしている。全く器用なものだ。 
130:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 21:59:35.28 ID:V4s4JV6AO
 「それじゃあお話でもする?」 
  
 「そだね、社長さん!お話しよ!」 
  
 「ふむ、お話ねぇ…」 
131:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:02:34.36 ID:V4s4JV6AO
 「亜美君、真美君、少し聞きたいことがあるんだが…」 
  
 「ん?聞きたいこと?」 
  
 「ゲームの裏技とか?」 
132:名無しNIPPER
2020/09/22(火) 22:04:58.24 ID:V4s4JV6AO
  いまいちピンと来ていない二人に、私は続ける。 
  
 「ほら、芸能事務所は他にもたくさんあるだろう?765プロ以外の事務所に入ろうと思ったことはないかな?」 
  
 「えー、そんなの…」 
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