P「あいつらに会いたい」
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184: ◆nx90flyJCa6p[sage]
2020/10/23(金) 13:22:15.33 ID:vTqC38JC0
卯月「……」ツカツカ



楓『もしプロデューサーが本当に記憶を諦めるとしたら、
  それを私たちは受け入れることができるかしら』


未央『どんなに大切な思い出でもプロデューサーは永遠に思い出せないまま、
   二度と過去の共有ができない……』



卯月「私って薄情なのかな……」


P「誰が薄情だって?」


卯月「ひゃあっ!」ビクッ

卯月「……あ、プロデューサーさん」

P「悪い、そんなに驚かれるとは思わなかった。
  卯月はこれからデレラジの収録だったか」

卯月「あ、はい。実は今日のパーソナリティ、私一人なんです。
   一人の収録って初めてだから少し緊張しちゃって……、えへへ」

P「そっか。それじゃあ、卯月の緊張がほぐれるよう、これをあげよう」スッ

卯月「……飴ですか」

P「実は杏のために買ってきたんだ。杏、飴が好物だって聞いたから、
  それなら飴を出しに仕事のモチベーション向上を図ってみようかと」

卯月(あ……)

P「さすがに食べ物につられる年齢じゃないのはわかってるけど、物は試しで」

卯月「それ、前のプロデューサーさんも同じことをしていました。
   駄々をこねる杏ちゃんに飴と引き換えにしてよく交渉を……」

P「そ、そっか。まあ、同じ人間だしな。考えることも一緒か、はは」

卯月「口には出さないけど、杏ちゃん、その一連の流れが好きだったみたいです。
   今はそれがなくて少し寂しそうで。だからきっと喜んでくれると思います」

卯月「……けど、やっぱり寂しくなると思います」

P「どうして?」

卯月「プロデューサーさんが、思い出したわけじゃないから」

P「……」

卯月「……あ、ご、ごめんなさい! 私、なんてことを……」

P「いや……、きっとそのとおりだ」

卯月「……」


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