奈緒「晶葉がタブレット見つめてる」
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2:名無しNIPPER[sage]
2020/10/25(日) 12:32:22.14 ID:/0moDbSko

奈緒「どうしたんだ、そんな真剣な顔で。調べものか?」

晶葉「ああ、奈緒さん。ちょっと動画サイトで参考資料をね」

奈緒「参考資料?」

晶葉「MVとかPVとかそういったものだよ。あらためて観てみるとどれもなかなかどうしてよくできている」

奈緒「お、もしかしてあたしは喜んでいいやつか? そういうの参考にするってことはさ」

晶葉「出来がいいものと接したらやる気が出るのは自然じゃないか」

奈緒「なあ晶葉、あたしはいま猛烈に感動しているぞ」

晶葉「奈緒さんの中で私はそんなにアイドルをしてるイメージがないのかな」

奈緒「いやほら、実際にはきちんと活動してるけど日常を知ってると、な」

晶葉「ちょくちょく発明したりイタズラで怒られてるくらいだろう」

奈緒「そこにアイドル要素はないって話だからな。あとそっちのイメージが強すぎる」

晶葉「まあそれはそれとしてだ、奈緒さんもこういう動画は観たりするのか?」

奈緒「けっこう観るかな、晶葉の言うように参考になるし」

晶葉「ふむ、本格的にプロデュース業にも手を出してる人が言うと重みが違う」

奈緒「いやこういうのって撮る側じゃなくて撮られる側としても勉強になるんだよ」

晶葉「なるほど」

奈緒「それにいろんな音楽に触れておくのも大切だろ。楽しいのを差し置いても時間を割く価値はあると思うぞ」

晶葉「たまに驚くほど意識の高いところ見せてくるよな、奈緒さんは」

奈緒「別にそういうのじゃねえから」

晶葉「そういうのだろう。とくに見栄を張ろうとせずにそのセリフがすっと出てくるんだから」

奈緒「あーもうそれはいいから、晶葉はなにか身になるものあったか?」

晶葉「うむ、やはりこういったものの撮影にはプロの手が必要だということがわかったよ」

奈緒「そりゃまあそうだけどさ、え、まさか自主的に撮影しようとか考えてたのか?」

晶葉「可能であれば、だがね」



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