勇者「魔王は一体どこにいる?」続編のつづき
1- 20
8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/18(水) 00:09:11.18 ID:JWnAWCKm0
魔女「…それでじゃ…父上の書斎から出て来た手記に寄るとのぅ勇者の出生に関わって居った様なのじゃ」


30年も前の記録なのじゃが

シン・リーンの祭事で精霊の魂を呼び覚ますのに各国の代表やハイエルフそして時の王まで参列して居ったのじゃ

その中で父上はハイエルフと約束事を交わして居る

ハイエルフは精霊樹の魂が無うなって存続の危機にあったのじゃが

それよりも心配して居ったのが精霊樹によって導かれる勇者が居らんくなる事だった様じゃ

どうやらハイエルフは精霊から勇者の導き方を聞いて居ったんじゃな

エルフの森の御所にある精霊のオーブ

この記憶の中に古代の管理者が記録されておって

その魂を複製して勇者に与えて居ったらしい

これが途絶える事で勇者が生まれんくなるのをハイエルフは危惧しておったのじゃ

じゃからハイエルフは魔術院長より時空の魔術を学び

精霊のオーブに記録されて居る古代の管理者の魂を量子転移したのじゃ

その魂はハイエルフの子宮に宿り…生まれたのが剣士じゃ


剣士「…マザーエルフ」

魔女「うむ…その者こそ父上と約束を交わした者じゃな」

女海賊「今の話からすると魔女の父上は悪い人じゃ無いね」

魔女「そうじゃ…昔はやさしい父だったのじゃ」

女海賊「じゃなんで黒の同胞団になってんのさ」

魔女「これじゃな…」スッ

女海賊「幻惑の杖…」

魔女「当時この杖を持って居ったのは時の王じゃ…杖を使って命じたのじゃろう…精霊の目的を果たせとな」

女海賊「それ時の王が間違った解釈してる目的じゃん」

魔女「悪い者なぞ始めから居らんのじゃ…歯車が噛み合って居らん…その結果が今じゃ」

商人「なるほど…噛み合わない結果争いが生じて憎悪を生んで行った訳だ…そして魔王を膨らませる」

魔女「父上の目を覚まさせなければならぬ…幻惑されて今もなお眠って居る」

盗賊「前に女海賊を幻惑させた時はくすぐったら目を覚ましたな?」

女海賊「なぬ?あんた私に杖使ったの?」

盗賊「ヌハハ覚えて無いか!死ぬほどくすぐったら正気に戻った」

魔女「盗賊や…主の言う事は真やもしれぬ…杖の幻惑を目覚めさせる方法はわらわでは分からん」

盗賊「俺のスリ技術なら脇の下なんざ楽勝だぜ?」

女海賊「あんたマジで言ってんの?」

盗賊「冗談に決まってんだろアホが」



----------------


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
943Res/1389.73 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice