キョン「少し席を外すぞ」涼宮ハルヒ「あんたは私を楽しませてくれないの?」
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9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/11/23(月) 19:05:42.45 ID:A+4cVPJUO
「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

まったく、俺は何をやっているんだろうね。
校内で脱糞するなど小5以来、いやよそう。
過去に囚われるのはやめよう。もう時効だ。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

それにしても何がそんなにおかしいのかね。
人様の脱糞を間近で見ることのどこに悦びを感じているのか。少しだけ考察してみよう。

たとえば涼宮ハルヒが今、脱糞したとする。
それで「キョン、あのね……出ちゃった」なんてあざとく俺に報告したならば、最高だ。

「フハッ!」

やれやれ。俺にも愉悦が伝播しちまった。
周りからは俺も変な奴に見えるのだろう。
しかし、俺と涼宮ハルヒはただの変な奴ではなく、真性の変態であり、そして大切な。

「なあ、涼宮」
「……なによ」
「やっぱり、お前は笑顔のほうがいいな」

糞を漏らしている手前、今更格好付けるのも気が引けて、思ったことを素直に言葉として口にすると、ハルヒはニヤリと嗤って。

「ふん。あんたの笑顔も悪くなかったわ」

そう言って肩にかかった綺麗な黒髪をぞんざいに振り払うと、またニヤリと嗤った。
それに釣られる形で、俺もまたニヤリと嗤い、そして2人でくつくつと嗤い合った。
そうしていると存外、悪い気はしない。

この糞ったれな世界も、悪くないと思えた。


【涼宮ハルヒの愉悦】


FIN


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