御園かりん「お前の心を盗むのだ!」
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9: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2020/11/29(日) 17:44:33.53 ID:F2WpVU4e0


十七夜「ん? マンガもそうだが、絵画の描き方と言った教科書もあるなんだな。これで絵の勉強を? やはり画伯は絵に対して熱心だな」

かりん「うん。それはアリナ先輩に勧められて揃えたの」

十七夜「アリナが?」

かりん「うん。内容が難しいからなかなか早く読めないけど、でもがんばって毎日読んでるの。分からないところは部活でアリナ先輩に教えてもらうの」

十七夜「そうか・・・。自分の本音を言わせてもらうと、画伯がアリナの側に居るのは心配だ・・・。自分の知っているアリナは自身の目的のために平気で他者を犠牲にする輩だからな」

かりん「それは色んな人に言われるの・・・。でもそれは何かの間違いなの!」

かりん「アリナ先輩は厳しいけどわたしにちゃんと絵を教えてくれるし」

かりん「マンガは専門外だからって言って、わたしのマンガを読むのを嫌がるけど、でもなんだかんだちゃんと読んでくれて、良いところと悪いところをちゃんと教えてくれるし」

かりん「そんなマンガのアドバイスを通して、へっぽこ怪盗かりんが、一人でも戦えるマジカルかりんに変われたし」

かりん「マジカルハロウィンシアターで、わたしがみんなを引っ張って頑張らなきゃいけないことに気が付けたのも、アリナ先輩のおかげだし」


かりん「みんなは悪く言うけど、本当のアリナ先輩はドライでミステリアスで、それでいてとっても後輩想いの素敵な先輩なの!」

十七夜「ああ、画伯がそう言うのならそうなんだろう。自分はアリナのことは争い中でしか知らない存在だから印象が悪いが、画伯のためにもこれから自分はもっと本当のアリナについて知らないといけないな」

かりん「うん、是非そうしてほしいの。みんな本当のアリナ先輩を知ったらきっと好きになってくれるの」

十七夜「いい機会だ。画伯の知っているアリナについて色々教えてもらえるだろうか?」

かりん「うん! いっぱい教えるの!」

うい「アリナさんのこともいいけど、かりんさんお勧めのマンガとか、もっと教えてもらいたいな」

かりん「もちろんなの! えへへっ、今日はいっぱい楽しいお話しができるって思ったら、すごく楽しいの」

かりん「わたし今まで友達っていなくて、お泊りもしたことがないから、今日急に二人がお泊りすることになって、どうなるか不安だったけど、楽しくなって良かったの。二人とも来てくれてありがとうなの」ニコッ

十七夜「なに、こちらも楽しませてもらっているぞ」

うい「かりんさん、明日の放課後も一緒に遊んでいい?」

かりん「あっ、ごめんなさいなの。明日は部活があるから」

うい「そっか、わかった・・・。また連絡するね」

かりん「うんっ」









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