あなた「空の女王」
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40: ◆3m7fPOKMbo[sage]
2020/11/29(日) 21:00:43.56 ID:r/r3W2ps0
ランジュ「………その皆は……同好会の子たちをバックダンサーにする事? それとも、同じステージに……」

ランジュ「…やっぱり! あの子たちとしっかり話し合いたい! だから……」

あなた「それは無理な相談だよ」

ランジュ「だって、あなたは部長なんでしょ!? ランジュの元に最初に来た時だって…!」

あなた「ああ、いや。ランジュのファンクラブ作るって言ったら総スカンされてね。お陰で私は刺客に狙われてるんだよね」

あなた「ほら、そこの赤い丸とかね」

ランジュ「……レーザーポインター!? 伏せてッ!」

刺客「チッ」そそくさっ

ランジュ「監視委員! あ、そうだ、解散させたんだった……」

あなた「え? 監視委員を解散?」

ランジュ「……果林も愛も嫌がってたから……」

あなた(能天気に見えてやる事やってると見たあの二人。今は少し余計なお世話か。しずくちゃんと栞子ちゃんの事をかぎつけられる前に、ライブに集中させた方がいいかな)

あなた「それで肝心な時に使えなくてどうするのさ…」

ランジュ「ご、ごめん……栞子に! 栞子に相談するから! ほラ、立って。怪我はない?」

あなた「大丈夫大丈夫。おっと、それじゃ失礼。まだまだやる事はあるからね」スタスタ

ランジュ「あ…」

スタスタスタスタスタ

刺客「……」

刺客→かすみ「先輩、どうしました?」

あなた「だめだ、かすみちゃん。女王様が予想外に肝が小さい。まったく、だから小悪党レベルなんだ」ヤレヤレ

かすみ「金と権力のある小悪党ほど恐ろしい敵も少ないと思いますけど…先輩、今日は休んで…」

あなた「いや、だめだ。こうなったらプランBだ。やってくれるね、かすみん?」ゲッツポーズ

かすみ「プランBって……それはバカのBじゃないですよね」

あなた「心配いらない、ブルーのBさ。ランジュと栞子ちゃんの顔色がブルーになるぐらい、でね」すっ

かすみ「…え?」パラパラ

あなた「どうしたのさ? やる事は書いたけど」

かすみ「いえ……」

かすみ(もう決めた事だ。地獄の底までお供するって。だけど…)

かすみ(しお子にこんな仕打ちをするなんて…しお子はもうだいぶ弱ってるのに……いや、先輩だって)

かすみ(声は気楽でも、顔からは苦痛を隠せない。私がきっかけでやったしず子の事でもだいぶ心を痛めてるんだ、しお子に対してはもっと……)

かすみ(苦痛と狂気が入り混じると、人間ってこんな顔をするんだ。しず子とまた仲良くなれる日がくれば、そんな話をしてやりたいほどに)

かすみ(やるしかない、もう後戻りできない。自ら育てた闇に喰われて滅びるならあのくそったれも道連れにしてやる。そうだとも、そうでもなければ)

かすみ(この人をこんなにしてしまった責任を、誰がとるっていうんだ)

かすみ「……カフェテリアで実行します。人の用意は…」

あなた「できてるよ。例のスポンサー様が貸してくれてね。かすみちゃん」

あなた「貧乏くじを引かせてごめんね」

かすみ「いえ………」


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