竈門炭治郎「義勇さんは、泣かないんですね」富岡義勇「俺は水柱だからな」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/20(日) 20:27:45.69 ID:oGbsfrUpO
「ええっ!? 全然見えなかった!?」
「次はお前の番だ」

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば、人は動かじ。

「う、上手くできるかなぁ」
「出来なくてもいい。今お前が出来る限りを俺に見せてみろ。俺はお前を信じる」
「わ、わかりました!」

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

「今ここで、義勇さんに見せつけるんだ!」

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

「ど、どうでしたか!?」
「全然駄目だな」
「ううっ……ごめんなさい」
「いや、謝る必要はない。炭治郎、お前はたしかに成長している。それが実感出来たことを、俺は嬉しく思う。これからも精進しろ」
「はい!」

山を下りる際に、鼻の良い炭治郎は気づく。

「あれ? 義勇さん、この匂いって……?」
「ざるそばの量が思ったよりも多かった」
「フハッ!」
「ムフッ!」

凪いだ世界に音が戻り、脱糞が発覚する。
炭治郎の嗤い方は気に入らないが俺も人のことは言えまい。ともあれ、愉快だった。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「ムフフ」

山を下りたらこの"おはぎ"ならぬ"ぼた餅"を不死川に手渡してやろうと画策しつつ、俺と炭治郎は上機嫌でいつまでも嗤い合った。


【鬼滅のやいフハッ! 糞の呼吸・参の型】


FIN


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