サイタマ「先公は引っ込んでろよ」ぬ〜べ〜「生憎、仲間を見捨てては置けなくてな」
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1:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:18:02.75 ID:IyzTPP2HO
この世には目には見えない闇の住人達が居る。
奴らは時として牙をむき、君達を襲ってくる。
彼はそんな奴らから君達を守る為、地獄の底からやって来た正義の使者……なのかも知れない。

ーー地獄先生 ぬ〜べ〜 ナレーションーー

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2:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:23:11.03 ID:IyzTPP2HO
「今日は転校生を紹介するぞ! 入りなさい!」

D守小学校、5年3組。朝のSHRにて。
担任教師に促され、転校生が教室の扉を開く。
グルグルの髪の毛が特徴的な女の子である。
以下略 AAS



3:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:25:46.60 ID:IyzTPP2HO
すみません!
恭子ではなく、郷子でした。
以下、続きです。


4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:28:31.26 ID:IyzTPP2HO
「おーい、みんな。転校生に聞きたいことは山ほどあるだろうが、ひとまず先生の話を聞いてくれ。大事な話だから、心して聞くように」

ざわめく教室内を鎮めた担任教師はおもむろにカーテンを閉めて、薄暗くなった教室内にぽつりと蝋燭を1本灯してから、語り始めた。

「さて、今日は君たちに『怪人』と呼ばれる闇の世界の住人達のことについて話そうと思う」
以下略 AAS



5:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:32:46.30 ID:IyzTPP2HO
「な、なんだよ、びひらせようったってそうはいかねーぞ! 俺は怪人なんて怖くねえ!」
「なら、もう少しだけ詳しく話してやろう」

金田勝の目の前に佇み、ぬ〜べ〜は補足した。

以下略 AAS



6:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:36:38.57 ID:IyzTPP2HO
「ね、ねえ、なんかお姉ちゃん睨んでない?」
「手でも振ってやれよ」
「い、嫌よ……怖いし」

場面は変わって、向かいの校舎の屋上にて。
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:38:45.67 ID:IyzTPP2HO
「おや? 残念。外しましたか」
「不意打ちを外すなんて狐さんは無様ですね」

いつの間にか、屋上には2人の他にもう2名が存在していて、ひとりは刺又を手に持った長髪の優男で、もうひとりは純白の着物姿の美女。

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:40:50.17 ID:IyzTPP2HO
「ぬっ……人間風情が、小癪な……!」
「くっ! こっちも保たない!」

バキバキバキバキッ!

以下略 AAS



9:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:43:33.63 ID:IyzTPP2HO
「貴様、その薄汚い手を離せッ!!」
「へへっ……捕まえた」

フブキへの攻撃を防いだと同時に玉藻の動きを封じたサイタマが腰溜めに拳を構えた、刹那。

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:46:45.75 ID:IyzTPP2HO
「先公は引っ込んでろよ」
「生憎、仲間を見捨てては置けなくてな」

やはり、この2人の怪人は鵺野鳴介の仲間。
とはいえ、サイタマとの戦闘で疲弊している。
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:49:48.85 ID:IyzTPP2HO
「代わりと言っちゃなんだけどよ」
「むっ!?」
「拳で、相手してやるよ」

ズガンッ!!
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:53:29.41 ID:IyzTPP2HO
「ちょっと、何やってんのよアンタたち」

立ち込める蒸気が晴れると陽炎に揺れるひとりの少女が浮かんでいた。怒髪天を衝いている。

「君は……新入生のタツマキくん……?」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 21:56:39.94 ID:IyzTPP2HO
「ぐっ!」
「鵺野先生!」
「アンタたちも大人しくしてなさい」

いとも簡単に雪女と妖狐の動きを封じる。
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[sage sega]
2020/12/31(木) 22:04:15.91 ID:IyzTPP2HO
「フブキ、下がってなさい」
「でも、お姉ちゃん……」
「さっきはちょっと驚いただけよ。この鬼は私がやるわ。だからフブキは隠れてなさい」

態勢を立て直したタツマキはフブキを下がらせ、そしてその隣にサイタマが立ち並ぶ。
以下略 AAS



15:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 22:08:26.17 ID:IyzTPP2HO
「知り合いか?」
「教室で、ちょっとね」

サイタマの問いかけに面倒臭そうに答えたタツマキは、鬼を庇う少女に警告を告げる。

以下略 AAS



16:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 22:11:30.03 ID:IyzTPP2HO
「まったく! やってらんないわよ!!」
「どうやら協会の情報に齟齬があったみたいね。あの先生は鬼であっても悪ではなかった」

ぷんすか怒る姉と冷静にまとめる妹。
彼女たちはサイタマがぶっ飛ばされた場所へと急行し、人気のない空き地に横たわる彼を発見。
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 22:15:20.99 ID:IyzTPP2HO
「ほんと、どっちが怪人なのよ。バカ」
「フハハハハハハハハハハハハハッ!!!!」

明らかに正義の味方とは思えない哄笑を響かせるハゲマント。彼は今回あえて悪となった。
子供達の正義の味方を守るために糞を漏らす。
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2020/12/31(木) 22:17:08.96 ID:IyzTPP2HO
今年も1年ありがとうございました。
また来年もよろしくお願いします。
最後までお読みくださりありがとうございました!


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