13: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:03:19.81 ID:31ioHmBu0
  
 「まさか、これがそうなのですか?」 
  
  
 エミリーも思わず前のめりになった。多分、私も一緒に前のめっていた。 
14: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:03:52.65 ID:31ioHmBu0
 === 
  
 それで結局、話に夢中だったせいか、お蕎麦の味はよく覚えてないんだけど……多分、悪くはなかったハズ。 
  
 むしろ印象に残ったのはお茶の方だ。 
15: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:05:03.08 ID:31ioHmBu0
 4.蛇の話。 
  
  
 「と、いうことがこの前あったのよ」 
  
16: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:07:03.19 ID:31ioHmBu0
  
 「それに、よく覚えてないの」 
  
  
 思わず腰が浮いてしまった。 
17: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:08:37.20 ID:31ioHmBu0
 === 
  
 「そうか、年越しそばの季節だよなぁ」 
  
  
18: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:10:21.59 ID:31ioHmBu0
  
 「お」 
  
  
 その時だった。 
19: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:11:18.47 ID:31ioHmBu0
  
 「な、何なんですか一体……っ!?」 
  
  
  
20: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:12:43.38 ID:31ioHmBu0
  
 プロデューサーさんの方を見ると、彼は神妙な面持ちで屋台をジッと見つめ。 
  
  
 「行燈が、消えない蕎麦屋……明かりなし蕎麦」 
21: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:13:38.06 ID:31ioHmBu0
 === 
  
 ――結局、この時食べた蕎麦の味を私はしっかり覚えてない。 
  
 ただしそれが、後から知った燈無蕎麦のせいだったのか、それとも『プロデューサーさんとご飯を食べた』という 
22: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2020/12/31(木) 22:17:34.66 ID:31ioHmBu0
 === 
  
 以上おしまい! 
  
 怪談を一本という話から膨らんだタイムリーな蕎麦ネタで書き納め。 
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