パ二グレss 指揮官「結婚することになった」
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23:名無しNIPPER[saga]
2021/01/18(月) 23:59:22.48 ID:U7pHuOmj0
作戦室

指揮官「皆、無事揃ったみたいだな。それではブリーフィングを始めよう」

場には、レイヴン隊の三名とカレニーナがいるが、誰も物音ひとつ立てない。

こんな雰囲気で始めるのは、ルシアが怪我によって一時的に抜けていた時以来だ。

そのルシアはようやく慣れてきた右腕の義手を、確かめるように何度も握りしめている。

私の視線に気づくと、さっと右腕を隠して、顔をそむける。

右腕を失った彼女の戦闘能力が以前に比べて明らかに落ちていることはデータとして挙がっていた。

だから、今回の任務は主に偵察、情報収集系のそれを選んだ。

指揮官「今回の任務は、先月衛星によって発見された塔に関する調査だ。

先月、衛星によって、基地の南を広がる大峡谷にとある塔が建築されつつあることが分かった。現在、地球はパニシングに覆われているが、気候条

件の幸運が積み重なってたまたま切れ間から映ったそうだ。」

私は一枚の衛星写真を、張り出す。そこに映っていたのは、無数の機械生命体によって覆われたつまようじのような細長い物体が谷の奥から覗いている。

リー「我々も遭遇した集団行動をとる機械生命体ですね。この塔には、昇格者が関わっている可能性があります。

そして、この物体は…一種の大砲にも見えますが」

指揮官「リーのいう通り、この件は昇格者が関わっていると考えていい。送った先遣隊のいくつかが壊滅したが

昇格者によるものだと判断されることがあった。そして、最も大切なことは、この物体の正体を見極め、次の作戦に繋げることだ。

そのために、カレニーナに参加してもらう。彼女の工兵としてのスキルは偵察にピッタリだからな。機械や化学方面に明るいリーと合わせて今回の作戦の要だ」

カレニーナは一瞬相好を崩したが、私を見るとすぐにふんっとそっぽを向いた。

リーフ「ルシア、リーフの両名はその援護と護衛を担当させて頂きます」

彼女は、ぺこりと頭を下げた。

指揮官「二人とも、よろしく頼む。特に任務中は通常よりも範囲を広げて索敵レーダーを張ってくれ。」



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