【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 11巡目
1- 20
12: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2021/01/11(月) 23:34:47.26 ID:z2mLPFmi0
――――

――



〜ギルド・酒場〜

ベルフェ「はっはー、なんか滅茶苦茶視線感じるなー」

ワイズ「こ、怖いんだけど……」

服屋から戻りギルド内の酒場、先ほどと同じテーブルに腰を据える。

……そして、先ほどは感じなかった視線をとても感じる。

まあ、確かに。あまりギルドでは見ない美人な女性が三人集まっているんだ。しかも肌の面積も結構多めで。

そんなの誰だって見る、僕だって見る。

ベルフェ「女性三人、じゃなくて女性四人だと思うけどな」

ワイズ「ぇ」

……亡霊かな? うん、きっと砂漠の亡霊的な何かだろう……うん。

ドロシー「こほん! えー、それにしても良かったですね。店員さんが優しくて」

顔を朱に染めながらドロシーさんはそれをテーブルの上に置く。

ドロシー「人数分の日焼け止めクリームをサービスで……しかも、これ結構砂国では有名なブランドの」

ユウナ「ねー。ほんと運が良いね!」

……運の塊みたいな勇者がニコニコ笑いながら言った。多分、カウンターで清算するときに僕がいなかったからだと思う……うん。

ドロシー「わたくしたちみたいな冒険者にはこれは必需品ですよ。日焼け止め、熱焼け防止、さらには塗るだけでちょっぴり涼しい……」

ベルフェ「どれもぶっちゃけ私には要らない効果なんだが……あー! そこの勇者の末裔(笑)には必要かなー!? あー、勇者の血を受け継いでるのに熱焼けしちゃうかー? 屈強なる勇者がそんな熱ごときに敗けちゃうかー!」

ユウナ「ぐ、ぐぬぬぬぬぬっ……!!!」

煽りまくるベルフェに対してユウナが歯ぎしりをギリギリとたてる。もはやそういう芸風なんじゃないかと思ってしまいそうなくらい、よく見る光景だ。

……本当にそういう芸風で、冗談でじゃれあってるだけなら僕は嬉しいんだけどなぁ。安心できるし。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/358.24 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice