【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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16: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/21(木) 18:54:53.14 ID:VtKT70Eh0
目的地に着いたのは、寒い寒いと言い続けたせいで余計寒くなったような気がした頃のことだった。
山脈に挟まれた平野を田畑が埋め尽くす中にぽつんとできた、わずか十数戸の小さな新興住宅地。
もう何度も訪れた場所ではあるが、念の為『宮永』という表札が掲げられているのを確認してからインターフォンを鳴らす。

ピンポーン

淡「.........」

照「出ないね」

淡「居ないのかな?」

照「連絡してあるし、そんなことはないと思うけど......」

淡「うーん......?」ピンポーン

照「......」

淡「......」

照「......」

淡「............あーもう、イライラする」ピンポーン ピンポーン ピンポーン

照「ちょっと淡、やめなよ」

淡「いーじゃん別に。アイツが出ないのが悪いんだから」ピンポンピンポンピンポン

照「......はぁ」

淡「早く開けろぉぉぉぉ―――」ガチャッ


京太郎「はーい!!お待たせしました!!!!」


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