【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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18: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/21(木) 18:57:01.97 ID:VtKT70Eh0
――― 宮永邸 リビング


久し振りにやって来たこの家の模様は殆ど変わっていなかった。いくつかの家電が新調されているものの、総じて小奇麗に整頓されている。
彼女がマメな性格で本当によかった。学生時代のキョータローは部室こそ率先して綺麗にしていたが、自分の部屋については結構適当な気立てだったはずだ。

淡「鳴らしたらすぐに出てきてよー」ボリボリ

京太郎「仕方ないだろ。寝てたんだ」

淡「怠慢」ボリボリ

京太郎「たまの休日なんだから別にいいじゃねーか......」サクッ

京太郎「あ、これめっちゃ美味い」

『バターサンド』を一口齧ったキョータローが思わず声を上げる。
元々は東京ばな奈を所望されていたらしいが、結局テルはデパ地下で一時間近く悩んだ挙句にこちらをお土産として選んだのだった。
だが一方の当人はと言えばそれに何か相槌を打つこともなく、いかにも妬ましそうにキョータローの顔をまじまじと見つめていた。

京太郎「照さん、俺の顔にゴミでも付いてますか?」

照「いや......京ちゃんは本当に老けないなって」モグモグ

京太郎「あー、そりゃどうも。特に何かやってるわけじゃないんですけどね」モグモグ

淡「テルだって全然若いじゃん」ボリボリ

自分で言うのは憚られるが、私だってまだ色んな人から三十代前半くらいには間違えられる。いやいや、社交辞令じゃなくてマジで......たぶん。
不老不死が三大プロ麻雀界ミステリーの一つであるというのはそこそこ有名な噂だ。


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