【咲-Saki-】京太郎「たのしい宮永一家」【微安価】
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41: ◆copBIXhjP6[saga]
2021/01/24(日) 04:37:01.90 ID:lISAVCs00
結局京ちゃんがお中元で貰った分を一箱全部茹でたので、食卓には山盛りの素麺が並ぶことになった。

照「インハイお疲れ様、明」

明「お姉ちゃんこそ解説のお仕事大変だったでしょ」ズズッ

照「私は二回戦までだったし......決勝、凄かったんだってね。牌譜見たよ」

京太郎「あの点差のまくりだもんなぁ。まるで藤田さんみたいだったぜ」ズルズル

明「正直自分でも怖いくらいだよ......普段の私だったらあんな打ち方絶対にしないのに」

明「結局運が良かっただけだし、何だか申し訳ないなって思っちゃって」

照「運も実力のうち。プロだってそうだから大丈夫だよ」

明「そんなものかな......お父さん、錦糸卵ちょーだい」

京太郎「はいよ。しかしテレビで観てたけどオーラスは本当に凄かった」

京太郎「年甲斐もなく泣いちまったよ」

明「老けただけじゃないの?」

京太郎「ぐっ、そういうことを平気で言う娘を持って父さんは悲しいぞ......」

「年齢の話をするのは私への攻撃にもなってるんだけど」と言いたいのを飲み込み、薬味の浮いたつゆにくぐらせた白い麺を啜る。
この夏、京ちゃんは「仕事が忙しいから」と言って東京に来なかった。その真偽は甚だ疑問ではあるが、どちらにしても仕方のない話だろう。


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