9: ◆SbXzuGhlwpak[sage]
2021/02/07(日) 07:56:59.33 ID:OEnkM0Pl0
お・ま・け
縁壱「兄上。ホモになるということはそれほど大《たい》そうなものではない」
縁壱「ただ同じ腹にいた肉の片割れに、身も心も任せればいいだけだ」
縁壱「もちろん兄上にも懸念はありましょう。兄上はまだ私としていない。つまり初めてです」
縁壱「初めてで私のDX日輪刀を受け入れるのは無理があります。そこでこれです」
つ 笛
縁壱「兄上に頂いた日から、肌身離さず温め続けております」
縁壱「まずはこれを入れてほぐしましょう」
縁壱「我らの思い出の品が、我らが一つになる架け橋となる」
縁壱「浮きたつような気持ちになりませぬか、兄上」
縁壱「……兄上?」
縁壱「兄上いずこに? 兄上!?」
巌勝( 気 味 が 悪 か っ た )
巌勝(何が面白いというのだ)
巌勝(当たり前のように男同士で、それも兄弟で交わる話をするお前に、気味の悪さと苛立ちで吐き気がした)
巌勝(少しでもお前から離れようと、昼も夜も走り続けた)
巌勝(そうしてあのお方に出会った)
無惨「ならば鬼になれば良いではないか」
無惨「鬼となれば無限の刻《とき》を生きられる」
無惨「お前は弟から逃げたい。弟が寿命で死ぬまでどこかに隠れていればいいだろう」
無惨(300/1800)「私もそうする。お前の弟はおかしい」
黒死牟(……こうして私は無限の刻を生きることで、弟の魔の手から逃《のが》れることができた)
黒死牟(これでようやく、男が背後に立っても怯えることのない、安息の日々が――)
――
――――
――――――――
猗窩座「お前もホモにならないか?」
黒死牟「」
〜おしまい〜
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