八雲みたま「ここに来る子たちの取材がしたい?」
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11: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2021/02/07(日) 16:49:34.48 ID:kfTC61HB0
令「・・・・・・・・・・」
桜子「 |・・・・・・・・・| 」
令「き、聞き違えかな・・・? その噂の二人が所属していr―――」
桜子「 |新聞部| 」
令「・・・・・・・・・・」
桜子「 |・・・・・・・・・| 」
令「・・・・あー、これは関係ない話だろうけど、観鳥さん最近、クラスメイトから妙に、『新聞部のあの美人の先輩と付き合っているの?』って、質問されるんだ・・・」
桜子「 |・・・・・・・| 」
令「その度に、観鳥さんは笑って『そんなわけないだろ〜』って言い返していたけど・・・ははっ、ま、まあこれは関係ない話だよね?」
桜子「 |私も似たような質問をクラスメイトからよくされる。『新聞部のあのかっこいい後輩と付き合っているの?』って。今日は涼子にその質問をされた| 」
令「そ、そう・・・・・・・」
桜子「 |うん| 」
令「・・・・・・・・・・」
桜子「 |・・・・・・・・・| 」
桜子「 |令は| 」
令「な、なにかな・・・?」
桜子「 |初めて私を取材してくれた時のことを覚えている?| 」
令「そ、そりゃあ覚えているけど・・・」
桜子「 |あの時の私はすごく寂しい思いをしていた。いろはに会いたいのに会えない。それが寂しくて寂しくてしょうがなかった| 」
桜子「 |でも、そんな寂しい思いをしていた私に、令は手を差し伸べてくれた| 」
令「うん、まあ・・・ネタになりそうだったからね。あっ、いやっ! もちろん桜子さんのことが心配だったってのもあったよっうんっ」
桜子「 |令は私にできた初めての友達。令が友達になってくれて私は寂しくなくなった。そして私の世界が広がった| 」ジリッ...
令「ちょ、ちょ・・・な、なんで観鳥さんに にじり寄ってくるのかな桜子さん・・・?」タジッ....
桜子「 |令はいつも色んな事を私に教えてくれる。死んで消えて忘れ去られるのが怖くて泣いていたあの時の私にも、令は優しく寄り添って、私に生きる意味を教えてくれた| 」ガシッ
令「う、なっ、なんで観鳥さんの手首を掴んでいるのかな桜子さん・・・?!」
桜子「 |令、聞いて。私は令の側に居ると、胸がぽかぽかと暖かくなるの。私が寂しくなっても、令は励まして、優しく寄り添ってくれるから、令の側は安心できる。ずっと令の側に居たい。こんな気持ちになるの、令だけなの| 」ズイッ
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