八雲みたま「ここに来る子たちの取材がしたい?」
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16: ◆LXjZXGUZxjdx[sage saga]
2021/02/07(日) 17:03:55.76 ID:kfTC61HB0
ひなの「・・・・どうだ? 観鳥報、続けられそうか?」
桜子「 |続けるよ| 」
ひなの「・・・・・・」
桜子「 |観鳥報は、私が外の世界で初めて楽しいって思ったことだから、終わったら 寂しい| 」
桜子「 |終わらせないために、誰かが続きを書けるとしたら、それはきっと、令と同じ新聞部の私だけ。だから私が続きを書く| 」
ひなの「・・・・分かった」
ひなの「それでた。令のやつは許可してもいないのにここでよく作業していたが、桜子の作業だったら特別に許可しよう」
ひなの「近くにいるなら、アタシも桜子の面倒を見やすい。部活動として必要なことを教えたり、他にも記事の文章の校正とかしてやるから」
桜子「 |うん、ありがとう。ひなのならそう言ってくれると思ってここで作業してた| 」
ひなの「オマエなあ・・・。いつの間にそんなに逞しくなったんだよ・・・。そういう所も令に似たなあ」
ひなの「まあ、でも、逞しくないと観鳥報なんてヤバい物、続けられないか」
桜子「 |お礼にひなのの良い所をいっぱい空想して記事に書くね。私、空想が得意だから| 」
ひなの「それはいいな! 空想ならアタシは高身長セクシーリケジョお姉さんで引く手あまたのリア充に・・・って、なにが空想だっ クォラ〜!」
桜子「 |ふふっ| 」ニコッ
ひなの「・・・ふっ。ノリツッコミも分かるようになったか。成長したな、桜子」
桜子「 |うん、令が私に外の世界の広さを教えてくれたから| 」
ひなの「そうか。こんなにも人間味あふれる桜子がいることも、きっと令が生きた証の一つだろうな」
桜子「 |そうだと思う。令が消えてしまわないよう、忘れさられてしまわないよう、これから私が令の生きた証を繋いでいく| 」
桜子「 |令との楽しい思い出は、私の心の中にあるから| 」
おわり
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