10: ◆ivbWs9E0to[saga]
2021/03/08(月) 00:14:00.16 ID:Pb5RWNl50
「その顔はどうして私がイケメン琴葉さん好き好き委員会に所属しているのか分からない顔ですね」
「志保、名前が違うよ。イケメン琴葉さん大好き委員会」
「えっと、プロデューサー……?」
「ごめん、俺にも何も分からない」
琴葉が俺に助け舟を求めている。
普段人に頼ることが苦手な彼女から差し伸べられた手を握り返してあげたいが、何を隠そう俺自身が今まさにこの意味不明な大海原で転覆している最中だ。溺れている人は溺れている人を救うことが出来ない。
「仕方ないですね、私が説明してあげます」
この中で一番無い胸を張って、ご丁寧に腰に手まで当てて、静香が一歩前に躍り出た。
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